夜は普段と別の顔を見せます。
動物の夜の生態を観察する「ナイト・ズー」が、須坂市の動物園で開かれました。


さっそうと現れた、ベンガルトラ。


新鮮な鶏の生肉をむさぼる姿は、野生の力強さを感じさせます。

女の子:
「迫力がある感じでめっちゃかっこよかったです」

須坂市動物園で、8月の毎週土曜日とお盆に開かれている「ナイト・ズー」。

開園時間を夜9時まで延長し、昼間とは違う動物の夜の生態を紹介する人気のイベントです。

こちらはアカカンガルー。

昼間はゴロゴロしている印象もありますが、明け方と夕方は活発に動き回ります。

農作物の害獣としても知られる、ハクビシン。

夜行性のため、昼間は滅多に姿を見せないそうです。

飼育員:
「開園時間中はずっと寝ていて、寝ている姿が見られたらまだいいほう」


ふれあい体験ができるモルモットも、実は夜行性。

昼間とは違う活発な動物たちの様子に、子どもたちは興味津々でした。

男の子:
「夜になるとこんなに動いているのを初めて見た」

須坂市動物園・小林哲也さん:
「夜や朝早くから夕方の遅い時間に活動する動物たちもいるので、全然違う動物たちの生活を理解してほしい」

残暑厳しい夏に、動物たちと夕涼み。


須坂市動物園のナイト・ズーは8月19日と26日にも開かれます。