強風で船が転覆 静岡市では“竜巻”発生

各地で猛威を振るった台風7号。和歌山県の潮岬付近に上陸したのは15日の明け方のことでした。

最大瞬間風速37.9メートルを観測した三重県尾鷲市。港では係留されていた船が強風にあおられ、大きく傾く様子が。その後、船は海の中に沈み、ほとんど姿を消してしまいました。

記者
「昨夜から続いた強風の影響でしょうか、建設現場の壁と足場が根元から骨組みごと倒れてしまっているのがわかります」

三重県伊勢市では建設現場の足場が倒壊。冠水した道路では身動きが取れなくなった車が傾いた状態で止まっていました。

車の持ち主
「道路だと思ってUターンしようとしたけど、道が見えなくて」

また、台風により大気が不安定になった影響で静岡市内では…

記者
「午前11時前の静岡市です。竜巻でしょうか、雲と地面が繋がって渦を巻いているように見えます」

市内の中心部を流れる安倍川で竜巻とみられる突風が発生。付近の駐車場では車のガラスが割れ、事務所の窓ガラスも粉々になってしまっています。

「散乱ですよ、この辺ガラスが。裏のほうも窓枠が飛んでたり」

ドライブレコーダーには飛ばされたトタン屋根のようなものが電線に接触し、火花が散る様子も…

この竜巻の影響で、静岡市内では50代の男性がけがをしたということです。

その後、台風7号は15日午後1時ごろに兵庫県明石市付近に再上陸。近畿地方に大きな爪痕を残しました。

神戸市では風に煽られた駅の看板が大きく揺れる様子も…

記者
「民家の塀が根元から大きく倒壊しています」

大阪府堺市では住宅の塀が道路に向かって倒壊。

記者
「クリーニング店に設置されていた大きな看板が剥がれ落ちてしまっています」

大阪市内にあるクリーニング店にはもともとは巨大な看板がありましたが、強風の影響でしょうか、剥がれ落ちてしまっていました。

京都府舞鶴市では商店街が浸水。足首ほどの高さまで水に浸かっています。

撮影者
「雷の音もすごくて、雨の音もすごかった。プラスチックの箱が流れてきたり、ほうきとかも流れてきた」

市内を流れる川が増水し、橋が流される被害も。

14日夜から15日未明にかけて記録的短時間大雨情報が発表されるほど激しい雨に見舞われた京都府北部。「アウターバンド」と呼ばれる台風の外側に広がる活発な雨雲の影響で、台風接近前から雨が降り続きました。

京都府綾部市では土砂崩れが発生。消防が駆け付け、近隣世帯を避難誘導したということです。

また、福知山市内では学校の近くの道路が陥没しているのが見つかり、通行止めが続いています。

台風7号の影響で、近畿地方では落下した壁の下敷きになった60代の男性が意識不明の重体になるなど、あわせて7人が重傷、34人が軽傷だということです。