台風7号により、これまで岡山・香川では、橋の崩落のほか倒木や冠水などの被害が確認されています。

気象レーダーによるけさの雨雲の動きです。岡山県北に猛烈な雨が降り、気象台は「線状降水帯発生情報」を発表しました。

(瀬戸大輝記者)「鏡野町の上齋原です。大雨による河川の増水で橋の一部が崩落しています」

橋が落ちたのは、岡山県鏡野町上齋原の中津河川に架かる橋で、橋の半分が流されていたということです。

現在、橋は通行止めになっていて、鏡野町によりますと、迂回路があるため周辺住民には、孤立の心配はないということです。

鏡野町では24時間の雨量が400ミリを超えています。

気象台は津山市・鏡野町などで土砂災害警戒情報を発表、安全を確保するよう呼びかけています。

(秋庭貴泰記者)「こうして立っていることが精一杯という状態です。ものすごい風が吹いています」

那岐山のふもとにある岡山県奈義町では台風による局地的な強風「広戸風」が吹き、午前10時前に最大瞬間風速29メートルを観測。

町では街路樹が根元から折れる被害が確認されています。

また、津山市勝北支所では、最大瞬間風速38.1メートルを観測したということです。

津山市阿波では加茂川の水があふれ、県道が冠水する被害も発生しています。

(古川豪太記者)「用水路から氾濫した水で道路が冠水しています。住宅地の方にも水が流れ込んでいます」

香川県高松市亀田南町では雨水が田んぼや用水路からあふれ、県道が浸水、午前11時すぎから約800メートルに渡り通行止めになっています。

また、高松市では56歳の消防団員の男性が側溝に転落しろっ骨を折るなど2人がけがをしています。