15日の終戦の日に合わせ、戦争に関する様々な品を集めた展示会が14日から仙台市で開かれています。

宮城県ゆかりの漫画家、石ノ森章太郎さんの父、小野寺康太郎さんの遺言書や遺髪などです。出征を覚悟した思いが伝わってきます。康太郎さんは、召集令状が届かないまま終戦を迎えたため、実際に戦地へ行くことはありませんでした。仙台市の青葉城本丸会館で始まった終戦記念特別展の会場には、第二次世界大戦中、兵士が身に着けていた軍服や銃、生活用品などおよそ200点の資料が展示されています。開戦直後の様子を伝える当時の新聞もあります。訪れた人たちは、戦争の現実を生々しく伝える品々を真剣に見入っていました。

訪れた人:
「やはり生で見ると違うなと。当時の状況が浮かぶ」
東北昭和史談会 加藤進太郎さん:
「可能であれば(展示物を)実際に触ってもらったり、持ってもらったりして、当時の雰囲気を感じてもらいたい」
この展示会は、仙台市青葉区の青葉城本丸会館で15日まで開かれています。