ナシの産地、宮城県蔵王町では、例年より10日ほど早く秋の味覚「ナシ」の収穫が始まっています。

蔵王町は、およそ70軒の農家がナシを年間1000トン以上生産する県内一の産地です。このうち齋藤さんの果樹園では、例年より10日ほど早く8月10日から収穫作業が始まりました。いま収穫しているのは「幸水」という品種で、みずみずしくて甘いのが特徴です。齋藤さんは、たわわに実ったナシの熟し具合を確かめながら一つひとつもぎ取っていました。今年は、品質の良いナシができたということで、収穫量は例年並みになる見込みです。

JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会 齋藤秀俊部会長:
「今年は高温でかなりナシが甘くなっていますので、幸水のシャリシャリとした食感を楽しんでください」

ナシは直売所で販売されるほか、全国に出荷されます。幸水の収穫は、8月いっぱいまでで、その後、豊水や新高などの品種の収穫が11月上旬まで続きます。