特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、延岡市のコンビニエンスストアの店長の男性に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、延岡市のファミリーマート延岡高校前店の甲斐達己店長 70歳です。

甲斐さんは、先月19日、店を訪れた70代の男性が、電子マネー10万円分を購入しようとしていたことなどから不審に思い、警察に通報しました。

70代の男性は、インターネットを利用中、「ウィルスに感染してます」との警告文が表示され、表示された電話番号に連絡しウイルス除去費用として別の店舗で2回にわたって電子マネー24万円分を購入。

購入する際に電子マネーコードを入力しましたが、電話をかけた相手から「エラーがあった」などと言われ、ファミリーマート延岡高校前店でさらに購入しようとしていたということです。

(ファミリーマート延岡高校前店・甲斐達己店長)「お客様にとって利益になることっていうのを1つ心がけておりますので。それを防止できたということが安心しております」

警察によりますと宮崎県内では今年に入って6月末までに、特殊詐欺の被害が28件確認され、被害総額は1億1345万円となっています。