まもなく終戦から78年を迎えます。日南市南郷町に建てられた戦争の記憶を伝える石碑についてお伝えします。
この石碑、隊員もろとも敵に体当たりで攻撃する特攻魚雷艇のことを伝える石碑なんですが、過去に一度撤去されたものの、このたび再び建立されました。再建に尽力した地元住民や遺族らの思いを取材しました。
日南市南郷町の美しい海を目の前に建てられた2つの石碑。
そのうちの1つには戦時中、この地で日々、訓練に励んだ特攻魚雷艇の隊員、101人の名前が刻まれています。


石碑の建立を記念して行われた式典には、遺族や高橋市長らが出席し当時の隊員たちの覚悟に思いをはせました。

(日南市・高橋透市長)「78年前、眼界に広がるこの海で若い隊員たちがどのような気持ちで訓練に励んでいたのかを考えますと、胸が締め付けられるような思いが致します」
隊員もろとも体当たりで攻撃する特攻魚雷艇。
日南市南郷町には1945年6月から第33嵐部隊の特攻魚雷艇が配備され、8月上旬には出撃命令が下されました。

しかし…