熱戦の続く北海道インターハイです。柔道競技は女子の個人戦が行われ、日本一の経験がある宮崎日大の福永葉子選手が登場しました。現地から大田さんのリポートです。

(大田愛理キャスター)「札幌の街にドンと1本、大きなシンボルとなっているテレビ塔。この迫力に負けない力強い1本をとる柔道で、目指すはてっぺん!」

柔道個人戦、57キロ級の1回戦に出場した小林西の村岡七穂は、試合終了間際に技ありを奪い、初戦突破を果たします。

しかし2回戦は相手の動きに反応できず、3回戦進出を逃しました。

同じく小林西の田畑綾恋は、1回戦、試合終了間際に技ありを奪われ、惜しくも初戦敗退となりました。

そして、52キロ級の2回戦から登場したのは、3月の全国選抜大会で日本一に輝いた宮崎日大の福永葉子。

今大会第1シードの福永は、2冠を目指します。

3歳からの競技生活を支えてきた両親も会場に駆けつけました。

(母 絹代さん)「緊張しすぎていて、もう泣きそう」

(父 健一さん)「やることはやってきたのであとは結果がいいほうに出ればいい」

福永は初戦から強豪、國學院栃木の選手と対戦。

序盤から攻めに徹し、勢いのある柔道を展開。相手に2つ目の指導が入り、僅差で勝利します。

続く3回戦は、3月の全国大会で対戦したことのある相手です。福永は積極的に得意の内股を試みます。

しかし、相手に対策され、逆に技を返されてしまいます。

技ありを奪われ、さらに攻めの姿勢をみせる福永ですが、あと少しというところで技が決まりません。

試合時間も残り10秒・・・福永はすべての力を注ぎ、技を仕掛けます。

しかし、最後も仕掛けた内股を返され、悔しい3回戦敗退となりました。

(宮崎日大 福永葉子選手・3年)「誰よりも練習してきたという気持ちがあったので、それが発揮できなくて悔しかった。次は優勝できるように頑張る」