新型コロナの5類移行後初めて迎えたお盆休み。宮城県内の観光地も朝から多くの人で賑わっています。外国人観光客の姿もみられ、地元ではインバウンドの回復にも期待を寄せています。

日本三景、松島。海岸沿いのメイン通りを中心に、午前中から家族連れなど多くの観光客で賑わいました。

小笠原悠記者:
「松島観光の人気スポット、遊覧船乗り場には朝から長い列ができています。まもなく臨時便が出るということで皆さんこれから乗り込みます。いってらっしゃーい」

お盆期間に合わせ、遊覧船は本数を増やして運航。訪れた人たちは、心地よい風に吹かれながら島めぐりを楽しみました。

埼玉からの観光客:
「めっちゃ楽しい。船に乗ったり、いろんな昔の島のお話が聞けて楽しかった」

遊覧船の運営会社は、外国人観光客の回復に手応えを感じています。

丸文松島汽船松島営業所 矢部善之所長「コロナ禍前2019年の数字に対して、インバウンドの団体客が120%ぐらいになっている。個人客はおそらく160~180%になっている。コロナが5類に引き下がったところから現在までの数字。団体に関しては、来年の1月2月ぐらいまで台湾やタイ、マレーシアから予約が入っている」

カナダからの観光客:
「first time 松島(Q景色や食べ物はどう?)きれい!もう何も言えないぐらい」

土産物店も賑わっています。

神奈川からの観光客:
「夜中12時ぐらいに出てきて車で6時間です。牛タンのTシャツ、仙台っぽくていいなと。これ(お菓子)は友だちに」

強い日差しが照りつける中、「アツアツ」グルメも人気。目の前で焼いてくれる海鮮の串焼き。こちらの店では東京から来た仲良し三兄弟が笹かまぼこの「手焼き」に挑戦!上手く焼けたかな?

東京から来た三兄弟:
「良い感じ」「熱いけどおいしい」

宿泊施設にも、県外からの観光客が去年より多く訪れているといいます。

松島温泉元湯ホテル海風土 笹城戸裕樹副支配人:
「去年は県内のお客様に多くお泊りいただいたが、今年に関しては北から南まで全国からお越しいただいている。長期滞在のお客様も比較的増えている。旅館を転々として連泊している人もいる」

一方で、心配なのが台風7号の影響です。

松島温泉元湯ホテル海風土 笹城戸裕樹副支配人:
「きのうおとといあたりから13日、14日の予約が若干キャンセルが出ている。コロナも少し増えているので気を付けて、多くのお客様に来てもらえるように最高のサービスできるように努めたい」

コロナ5類移行後、初めて迎えたお盆休み。賑わいが戻った観光地ではたくさんの笑顔が見られました。