13日は迎え盆、墓参りを予定している方も多いのではないでしょうか。
その「墓」をめぐり、今、長野県小諸市が運営する墓地がふるさと納税の返礼品として注目を集めています。
標高1000メートルに位置する小諸市の高峯聖地公園(たかみねせいちこうえん)。

小諸市企画課・谷沢真帆(たにざわまほ)さん: 「こちらが小諸市のふるさと納税の返礼品に登録されている合葬墓になります」
小諸市が運営する「合葬式(がっそうしき)墓地」。
宗教や宗派を問わず、複数のお骨が1つの墓におさめられています。
この墓地への「永代埋葬権」が、今、ふるさと納税の返礼品として注目を集めています。
小諸市企画課・谷沢真帆さん: 「都会の方では墓じまいとか墓不足が問題となっている中で、地方の慰霊に最適な土地に建っている墓地をみなさんに提供しようと」

埋葬権の寄付金額は24万円で、供養はありませんが、市が修繕や草木の剪定などを行い、管理費などはかかりません。

2018年に返礼品に登録すると、これまでに県の内外から58件・1561万円の寄付の申し込みがありました。

小諸市企画課・谷沢真帆さん: 「お墓を建ててもお子さんが管理できなかったり、ご自身ももう故郷に帰るつもりがないだとか、自分のお墓をどうしようと悩んでいる方にとても人気があります」
反響を受け、市は2021年に墓地を増設し、あと3300体余りの納骨が可能に。
少子化や核家族化などで墓の維持管理が難しい時代、この夏も見学の問い合わせが増えているということです。