天候が理由なら延泊費すべて個人負担

 飛ばないのが航空会社の都合だと、会社がホテルとかを負担してくれますけれど、天候理由の場合は全て個人負担になります。後からギリギリでとって、ホテル価格が上がっちゃって、すごい出費になることがあるので、早く帰るのがベストですが、遅く帰る場合は、キャンセル料のかからないホテルを取っておくっていうのも一つの手です。

 マイルで取ろうが、安いチケットで買おうが、航空券の特別対応(=台風で運行が乱れそうとの判断)をしたら、全て変更可で払い戻しも無料になります。マイル枠とかも関係なく前倒しするときは、空席さえあれば乗せてもらえます。台風や雪、災害などが起きた際の特別対応は、ANA・JALなんかはしてくれます。台風の進路を見ながら考えるっていうのがいいのかなと思います。

――続いて聞きたいのは、「何としてでも早く帰りたい」という方へ、キャンセル待ちの裏ワザです。

鳥海高太朗氏: これはもう、ひたすらホームページを確認する。台風が起こるとキャンセルする人も一定数いらっしゃって、キャンセルが入ったところに新しいお客さんが入るなど流動的になるので、数十分おきにホームページで空席をチェックして、航空券の特別対応はおそらく土曜日ぐらいには出てくると思いますんで、それ以降ならホームページ上で変更しちゃう。満席であっても諦めずに何度もホームページをチェックするっていうのがメリットです。