「ノロノロ台風」とも呼ばれ、長期間に渡って影響を及ぼした台風6号により、県内では住宅の浸水や損壊が相次ぎました。
浸水被害を受けた住民たちは、11日も復旧作業に追われました。
9日夜、線状降水帯が発生し、観測史上最大となる1時間に93.5ミリの猛烈な雨を観測した小林市。
11日は、住宅の浸水被害にあった住民が、扇風機を使って押し入れなどを乾燥させたり濡れた床をモップで掃除したりするなどの作業に追われていました。
小林市では、床上浸水が2棟、床下浸水10棟の被害がありました。
(浸水被害にあった温水文吉さん)「(水が)30分くらいで急に上がってきた。1回外に出て様子を見て畳をあげないといけないなと(思い)家に帰って見たらもう畳が浮いていた。それでびっくりしてもうどうしようもなかった」
このほか宮崎県内では、高原町で使われていない住宅1棟が全壊したほか、宮崎市や日向市、それに高千穂町の住宅で合わせて5棟が一部破損しました。
また、高原町では一部の地域で断水となっていましたが、11日までにすべて復旧しました。