6月10日から再開される都民割「もっとTokyo」。東京都民の都内への旅行代金が補助されますが、宿泊業者からは意外にも戸惑いの声が。伊豆諸島の神津島を緊急取材しました。

■「きちんと計画してほしい」 都民割に期待する一方、戸惑いの声も

東京の離島への旅行も都民割の対象となります。伊豆諸島のひとつ、神津島は国内有数のダイビングスポットで、魚影の濃さも伊豆七島トップクラス。ウミガメも間近で見られるそうです。


コロナワクチンの3回接種などを条件に、2022年6月10日から都民が格安で都内を旅行できる「もっとTokyo」に神津島も対象地域になります。

神津島の星空は、世界各国の天文学者が参加するアメリカのNPO団体から「星空保護区」に認定されています。


石垣島の一部など、日本には星空保護区が3つありますが、都民割を使えるのは神津島だけです。

都心から高速船で3時間40分、飛行機なら45分。宿泊費1人1泊5000円が補助される都民割について、島の土産物店は…

都民割に期待 土産物店
「当店はお土産屋さんなので、たくさんの方に買ってもらって村が活性化できればと思います。すごく期待しています」

しかしこの都民割、宿泊業者からは戸惑いの声も上がっています。

神津島で民宿を営む 中村亮さん
「きちんと計画してほしいです」

家族で宿を経営する中村さん。戸惑いのワケは、都民割の対象期間です。

都民割は2022年6月10日から7月31日まで使えますが、今後は繁忙期になるため都民割なしでも多くの予約が入っているといいます。

神津島で民宿を営む 中村亮さん
「都民割は証明書類のスキャンも必要になるので、夫婦2人でやってる宿だとその作業が重荷になります」


“繁忙期は都民割で多少予約が増えたとしても、事務作業が増えるデメリットの方が大きい“。そのためこちらの宿は7月以降、都民割の対応はしない考えです。

神津島で民宿を営む 中村亮さん
「(都民割は)お客さんがいなくなる9月10月以降にして頂けると島としては助かります。観光の起爆剤になると思っているので、都民割自体はすごくいいと思うんですけども」