■家計を苦しめる物価高 7年間価格横ばいの“物価の優等生”もついに…
観光の起爆剤として期待されている都民割ですが、足元の消費は物価高が家計を苦しめています。
女性買い物客
「何もかも(値段が)上がっていて厳しいです」
男性買い物客
「(バナナは)安いから毎日のように買っている。安い」
その“物価の優等生”とも言われるバナナですが、フィリピン大使館は全国のスーパーの業界団体にバナナの小売価格を上げるよう申し入れました。

日本での小売価格は7年間ほぼ横ばいで推移。肥料価格の上昇などで、生産者は利益が出なくなっているといいます。
日銀の黒田総裁は相次ぐ値上げに対して「家計が値上げを許容している」と発言。批判が相次ぎました。これを受け6月8日の国会で…
日本銀行 黒田東彦総裁
「家計が値上げを受け入れているという表現は適切ではなかったと考えておりますので、誤解を招いた表現で申し訳ないと思っております。まったく適切でなかったということで撤回いたします」
誤解を招く表現だったと発言を撤回しましたが、街の人は…
若い女性
「一般市民の家庭の気持ちは分かっていない」
「(黒田総裁は)自分で買い物しないと言っていたので、あまり分かっていないのかなと」

商店街で値上げの許容度が高まっているのか聞いたところ、50人中44人が高まっていないと答えました。「高くても買わざるを得ない」のが実情のようです