お盆中に直撃するおそれもある台風7号。外出先で注意すべきポイントを、防災・危機管理アドバイザー、航空・旅行アナリストに詳しく聞きました。

台風の影響で4泊延長 追加料金約11万円かかった人も…


上村彩子キャスター:
旅行や帰省での移動を考えている方、台風が迫ってきています。十分に注意をしてください。

まずは、お盆の期間中に台風が直撃した場合、どのような影響が出るのでしょうか。

2019年8月、広島呉市付近に上陸し、中国地方を縦断した台風10号。お盆のUターンラッシュを直撃しました。山陽新幹線は新大阪から小倉間で終日運休、四国、岡山、広島、山口の在来線は全て運休となりました。

空の便も、西日本発着の便を中心に1日で628便以上が欠航(2019年8月15日)するなど、多くの旅行客が足止めを余儀なくされました。

移動先で足止めされた場合、まず確保しなければならないのが、滞在先です。以前、Nスタに取材のご協力をいただいた、群馬から沖縄へ旅行へ行った3人家族の例を見ていきます。

当初の予定では、7月29日から31日の2泊3日の旅行だったんですが、台風6号の影響で飛行機の欠航が相次ぎ、8月4日まで4日延泊せざるを得なくなりました。3人合計で、追加料金は約11万円もかかってしまったということです。

もし、欠航したら?保険は適用される? 

延泊料金に関して、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは「航空機が欠航した場合、保険が適用される可能性も」ということで、チェックしてくださいということでした。旅行保険もありますし、クレジットカードに付帯保険というものもあります。しかし、この付帯保険の際は、クレジットカード決済にしていないと対象外となる可能性もあるので、まずは出かける前に、保険の内容などチェックするようにしてください。

そして、滞在先が決まった後も、食料の確保などで買い物に行くこともあると思います。鳥海さんは「停電が発生した場合はキャッシュレス決済、ATMも使えないこともある」ということで、一定額の現金を持参すると安心です。