思わず『何に使うんですか?』と…
7月8日。80代の男性客がある商品を手にレジをたずねました。男性が手にしていたのは『電子マネーカード』です。

富山県警サイバー犯罪対策課 提供映像:「このコンピュータはトロイの木馬ウイルスに感染しています。あなたの情報はハッカーや第3者に送信され、コンピュータに損害を与える可能性があります」
男性は「パソコンがウイルスに感染して修理するため、コンビニで4万円分の電子マネーカードを買うよう指示された」と谷川さんのコンビニに駆け込んできたのです。


少しでも不審に思えばお客さんに声をかけるよう心がけている谷川さん。特殊詐欺だと見抜き、男性にカードの購入を思いとどまらせました。

ローソン富山県立大学前店 谷川太淳 店長:「まず高齢者がプリペイドカードで4万円、5万円払うというのは『何に使うんだろう…』って率直に思ったので、こちらからお客さんに『何に使うんですか?』って話しかけました」

こうした偽の警告をパソコンに表示させセキュリティー対策名目で金をだまし取る「サポート詐欺」の被害が全国で急増しています。
