長野県中野市で5月、4人を殺害した疑いで逮捕された容疑者に、刑事責任を問えるかを判断する鑑定留置がきょうから始まりました。

殺人の疑いで逮捕・送検された中野市江部(えべ)の農業・青木政憲(あおき・まさのり)容疑者32歳は、5月、自宅近くで女性2人と警察官2人の合わせて4人を殺害した疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと、青木容疑者は容疑を認めていますが、動機などについてはあいまいな供述をしているということです。

検察は、青木容疑者に刑事責任を問えるかどうか調べる必要があるとして、専門家による精神鑑定を行うための鑑定留置を裁判所に請求し、認められました。

鑑定留置は9日から11月8日まで3か月間に渡って行われます。