日大アメフト部の薬物問題で文学作家で学校トップの林真理子理事長が記者会見。林理事長は「旧体制支配が続き、お飾りの理事長」との指摘について「親田中派はいない」と否定。また寮から植物片が発見されてから警視庁が薬物を押収するまでの12日間の空白については「間に土日もあった。適切な時に適切な情報を受けていた」と話し、薬物を否定した発言については「学生の潔白を信じたい。茶葉が大麻でないような祈るような気持ちだった」と弁明しました。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「隠ぺいといわれても致し方ない」と厳しく批判しています。(2023年8月8日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎石渡嶺司氏(大学ジャーナリスト 全国の大学500校以上を見て回って教育問題・組織運営などについて執筆・評論を行う)

会見は「わかりやすいくらいの隠ぺいだったなという印象」

―解説は大学ジャーナリストの石渡嶺司さんです。石渡さんは全国の大学500校以上を取材されています。会見の印象はいかがでしょうか?

石渡嶺司氏:林理事長は隠ぺいと言われることは遺憾ということでしたけれど、わかりやすいぐらい隠ぺいだったなというのが率直な感想です。

―本人は隠ぺいとは言いたくないんだけれども、そう見えてしまっているということですか。

石渡嶺司氏:その通りです。

―今回の会見の注目ポイントを三つ大きくまとめています。①去年10月に部員が大麻を使用していると大学に情報提供があった。②今年7月6日に寮から大学の調査で植物細片などを発見。そこから7月20日に警視庁がこの薬物を押収するまで空白の期間がありました。この期間に一体何があったのかということです。③8月2日に理事長は薬物疑惑を否定するというようなコメントありましたが、その翌日の3日に寮に家宅捜索が入り、5日に部員が逮捕という流れになりました。林理事長は本当に知らなかったのかどうかというところが気になるところです。会見が行われている現場のMBSの石田敦子記者に話を聞きます。

MBS石田敦子記者:東京都千代田区の日本大学会館前に来ています。こちらの建物で日大アメフト部の薬物問題に関する会見が行われています。会見には、林真理子理事長を始め、学長そして副学長が出席しています。役割分担としましては、大学としての姿勢やお詫びの言葉を林真理子理事長が担って、事実関係の説明を学長・副学長が担うという形になっています。林理事長が冒頭の用意された文章を読んでいるところは大変緊張感がうかがえました。神妙な表情で時々言葉に詰まりながら読み上げているという形でしたが、その後、質疑応答になりますと、いつもの林理事長の口調できっぱりと答えているという印象でした。

―日大の会見には林理事長と学長・副学長の3人が出席したということですが、様々な疑問について3人の口から語られていました。大学には去年から保護者を名乗る人物から「部員が大麻を使用している」という通報があった。それを受けてどう対応したのかっていうところですね。