海外の博物館経営は? マイクロソフトやアマゾン創始者が寄付するケースも

齋藤慎太郎キャスター:
では海外の博物館はどうでしょうか。
イギリスの大英博物館は、入館料が基本、無料なんです。
入館者の寄付金などで運営されているということで、館内に寄付金を募るような場所があり、その寄付金で賄っています。
さらにアメリカのスミソニアン博物館は、マイクロソフトなど民間企業の多数寄付で成り立っています。
ロイターなどによると、2021年、アマゾン創始者のジェフ・ベゾス氏が約220億円寄付したということです。
“一生に一度”のオークションでコロナ禍を乗り切ったケースも

一方、フランスのルーブル美術館は、日本のように、入館料やグッズ収入、さらに国の支援などで運営をしているということです。
ではコロナ禍をどう乗り切ったのかというと、ある“裏ワザ”がありました。
“一生に一度”のオークションということで、モナリザが年に1回の点検でガラスケースから出される瞬間に立ち会える権利をオークションにかけました。するとこれが約1009万円で落札。
さらに館長がガイドするプレミアム館内ツアー、こちらも約480万円で落札されたということです。