ゆっくりと九州に近づいている台風6号。九州・西日本の太平洋側から東海地方においては、総雨量が平年の8月の月降水量を大きく超える恐れがあります。鹿児島県の観光施設では「臨時休業」に観光客も落胆。港には出発を待つコンテナが山積みになっていました。そして、新たに台風7号が発生する可能性も。

気象庁と国土交通省が緊急会見「総雨量は平年8月の月降水量を大きく超えるおそれ」

ゆっくりとした動きで九州に近づく台風6号。危機感が高まっています。
気象庁と国土交通省は7日、緊急会見を行いました。

気象庁 大気海洋部予報課 立原秀一 主任予報官
「台風の動きが遅く、影響が長引くため、九州および西日本の太平洋側から東海地方においては、総雨量が平年の8月の月降水量を大きく超えるおそれがあります」

九州南部や奄美地方では、8日夜にかけて線状降水帯が発生する恐れがあるなどとして、厳重な警戒を呼びかけました。

気象庁 大気海洋部予報課 立原秀一 主任予報官
「夏休みの時期でもありますので、移動の多い時期だと思います。台風に対する警戒感を高めていただいて、場合によっては、予定を柔軟に変えていくような判断についてもお願いしたいと思っています」

夏休みで書き入れ時の観光地でキャンセル相次ぐ 観光客も落胆

台風6号に伴い勢いを増す雨や風は、観光地にも影を落としています。

喜入友浩キャスター(7日午前10時頃)
「一気に風が強くなってきました、鹿児島県指宿市です。観光名所の砂蒸し温泉では急ピッチで台風対策が行われています」

砂むし会館「砂楽」では、7日から9日にかけて臨時休館とし、台風に備え、片づけ作業に追われていました。

砂むし会館「砂楽」担当者
「ここはもう一応このまま、海水が入っても仕方がない。ごみとか消毒を数時間かけて、源泉消毒して利用できるように復旧作業する」

砂蒸し温泉は、温かい砂の重みを感じながら寝転ぶと、次第に体がポカポカとし、老廃物が大量の汗とともに流れ出てくるのが魅力です。

夏休みシーズンともあり書き入れ時を迎えていた砂蒸し温泉ですが、台風の影響でキャンセルが相次いでいます。

この3日間で見込んでいた客は約1500人。損害は150万円から200万円にのぼるということです。

砂むし会館「砂楽」担当者
「夏休み期間は家族連れが多くなるので、利用客が多くなる時期だから損失は大きい

岡山から鹿児島を訪れていた観光客も落胆しています。

岡山からの観光客
「(砂風呂は)なかなかよそにないので。帰りを考えないと、早めに帰らないと新幹線がどうなるかと思っている」