“部分的動員”に少数民族・ボリスさんは出国を決意
さらに、強引な動員も行われていると主張します。きっかけは2022年9月。

ロシア・プーチン大統領
「部分的動員に関する大統領令に署名した」
ロシア政府が兵力を補充するため軍隊経験のある一般市民などを招集する「部分的動員」を発表したことでした。

ボリスさん
「人々が強制的に戦争に連れて行かれていると聞きました。自分や家族のことを思うと怖くなりました」
戦争に加担したくないという思いから、ボリスさんはロシアからの出国を決意し、家族と共に隣のモンゴルへと逃れました。
こうしたロシアから逃れたブリヤート人は、数千人にものぼっているとされています。

ロシア・プーチン大統領(5月)
「国中が英雄を支援するために結集し、誰もが協力する準備が出来ている」
兵士たちを「英雄」と強調して、愛国ムードを高めようとするプーチン大統領。
また、ロシア国防省も宣伝動画を作るなどして、契約軍人の募集を積極化していますが、ボリスさんは…
ボリスさん
「プーチン大統領はプロパガンダに莫大な資金を割いて国民の大半を騙しています。この戦争はプーチン大統領が権力を維持するために始めたものです」
プーチン大統領の権力を維持するため、少数民族が犠牲になっている現状に、ボリスさんは声を上げ続けたいと話します。

ボリスさん
「兵士たちは戦うモチベーションがないんです。兵役に行った人が騙されて契約を結ばされ、戦争に送られる場合があるのです。ウクライナでの戦争を終わらせて欲しいです」














