8月19日(日本時間)に開幕を迎える世界陸上ブダペストで2大会連続メダルを狙う女子やり投の北口榛花(25、JAL)が拠点のチェコからオンライン会見を開き意気込みを語った。
2022年世界陸上オレゴンでは日本女子フィールド種目で史上初となる銅メダルを獲得した。先月16日に行われたダイヤモンドリーグ・シレジア大会では2019年に自身がマークした66メートル00の日本記録を1メートル04上回る67メートル04で今季2勝目。
6日(日本時間)にドイツで行われた世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズでは最終6投目で61メートル88をマークして優勝。本人は「コンディション自体、難しかった。向かい風で雨も降って寒かった。調整不足だったけど最終投てきでしっかり勝てたのがよかった」と振りかえった。
好調を維持している北口は「ランキングトップなのでどの国の記者の方も“金でしょう!(笑い)”みたいなことをたくさん言われるようになったんですけど、自分の中ではメダルを取って帰ってくるっていうのが今年の目標なので」と笑顔で話した。
2大会連続でのメダルを期待されている北口、あと12日に迫った世界陸上ブダペストに向けては「勝つときは勝つし、負けるときは負ける。自分の投てきができるようにする」と平常心で臨む姿勢を見せた。しかし、「世界陸上で日本新を考えていたからちょっと早かった(笑い)、でも1mちょっとなら更新できると思う」と日本記録更新を誓った。