台風第6号は、7日11時には奄美市の東にあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。奄美地方や九州南部では8日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。台風の動きが遅く、特に南東斜面にあたる地域では、総雨量が8月の月降水量を大きく超えるおそれがあります。
【台風第6号】(7日11時)
・奄美市の東約160キロ、ゆっくりとした速さで北北東に進む
・中心の気圧…970ヘクトパスカル
・中心付近の最大風速…30メートル
・最大瞬間風速…40メートル
・中心から半径220キロ以内では
風速25メートル以上の暴風域
台風はこの後、勢力を維持したまま北よりに進み、9日には九州にかなり接近するおそれがあります。
<暴風・高波>
西日本、奄美地方では、9日にかけて飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹いて、うねりを伴った猛烈なしけや大しけとなる所があるでしょう。
沖縄地方では7日は、非常に強い風が吹き、8日にかけて大しけが続く見込みです。
暴風や、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。


<大雨・雷・突風>
台風本体や周辺の発達した雨雲により、奄美地方や西日本、東海地方では雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

西日本から東日本の太平洋側では、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、台風が近づく前から断続的に非常に激しい雨や激しい雨が降るでしょう。
台風の動きが遅く、特に南東斜面にあたる地域では、総雨量が8月の月降水量を大きく超えるおそれがあります。
<高潮>
台風が接近する影響で、奄美地方では8日にかけて潮位が高くなる所があるでしょう。西日本では8日以降、潮位が高くなる所があるでしょう。高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に注意してください。





