ウクライナとロシアは6日、双方のドローン攻撃について撃墜に成功したと発表しました。また、南部へルソン州の親ロシア派トップは、クリミア半島との間に架かる橋がウクライナ軍の攻撃で損傷したとしています。

ゼレンスキー大統領は6日、この1週間でロシア軍が65種類のミサイルと178機のドローンを使用したと発表。その多くの撃墜に成功し、アメリカ製の「パトリオット」など西側諸国から供与された地対空ミサイルなどが大きな役割を果たしているとして、感謝の意を示しました。

一方、ロシア国防省はモスクワ郊外で6日午前11時半ごろ、飛来したドローンを防空システムが撃墜したと発表しました。国防省は「ウクライナによる攻撃」だと主張、死傷者や建物の被害はないとしています。

首都モスクワ周辺では先月からドローンの飛来が相次いでいますが、日中に確認されるのは異例です。

また、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミアとへルソン州を結ぶ橋が6日、ウクライナ軍の攻撃を受けて損傷したと、へルソン州の親ロシア派トップのサリド氏が明らかにしました。

攻撃についてサリド氏は、イギリスがウクライナに供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」が使われたと主張しています。

チョンガル橋をめぐっては、今年6月にも攻撃を受けて損傷したと発表していました。