広島に原爆が投下され、78年を迎えたきょう(6日)、岡山市中区で亡くなった被爆者を悼む慰霊祭が営まれました。

「黙とう」

慰霊祭は岡山市内に住む広島・長崎の被爆者らで作る「岡山市原爆被爆者会」が行ったものです。


参列した約30人は供養塔に献花し、これまでに岡山市内で亡くなった845人の犠牲者を悼むとともに世界平和を願いました。

(88歳の会員(10歳のとき広島で被爆))「(原爆で)兄が亡くなりまして、全身やけどで亡くなりましたので。今でも兄のことを思うと苦しくなります」

(岡山市原爆被爆者会 廣信靖之会長(79)(1歳4か月のとき広島で被爆))「若い世代にこれから伝えていかなければという思いはありますが、なかなか語り部が出来る人もだんだんと少なくなって来ておりますので、がんばっていかなければという思い」

被爆者の会員は現在187人で、平均年齢は86歳を超え、高齢化が進んでいます。
(*被爆者会によりますと、岡山県内の被爆者の数は、今年3月末時点で938人で平均年齢は85.8歳です。)