航空自衛隊との共同訓練に参加するイタリア空軍の戦闘機が、台風6号などの影響で当初の予定から2日遅れて4日夜、石川県の航空自衛隊小松基地に到着しました。

日伊共同訓練は「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための防衛協力の一環で、戦術技術の向上や相互理解の促進を目的に初めて行われます。

4日は午後9時過ぎからイタリア空軍の空中給油機を先頭にF35A戦闘機など9機が次々と小松基地に着陸しました。

訓練には日本側から航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機4機と小牧基地所属のKC-767空中給油機1機、イタリア側からF35A戦闘機4機とKC-767空中給油機3機、ガルフストリームG550型早期警戒機2機、C-130J輸送機1機が参加します。

歓迎セレモニーでは航空自衛隊の指揮官・三宅淳1等空佐と、イタリア空軍の指揮官 ルカ・クロバッティ大佐が力強く握手を交わしたあと、三宅1佐が「イタリア空軍が初めてのアジアツアーで日本を選んで頂き光栄に思います」と歓迎しました。

訓練は移動日を含め今月10日までで、日本海沖の訓練空域などで各種戦術の訓練が行われます。