資格確認書に約240億円!?

熊崎キャスター:
この資格確認書にした場合の発行コスト(年間)です。(出典:山井和則事務所作成)
▼被用者保険(公務員・会社員など加入)
 241億5900万円増

日比麻音子キャスター:
マイナンバーカードを急いで作ろうとしている人にとって、この「資格確認書」が出てくると、何だろうという気持ちになってしまうのではないでしょうか。

産婦人科医 宋美玄さん:
実際、病院に失効した保険証を持ってくる方がいます。その場合、医療機関は健康保険組合からお金がもらえない可能性があります。マイナ保険証であればオンラインで資格確認ができるので、これは絶対に取り入れなければならないシステムであると思います。

そして、他の医療機関での処方や検査の内容がわかるので患者さんにとっては検査を重複して受けなくても済みますし、医療機関同士の緊張感にも繋がるので質の向上にもなります。

もちろん切り替えの手間や混乱はなるべく避けないといけません。あまり病院に行かない若い方には現実的ではなく、デメリットが見えてしまいがちですが、この先を考えれば医療DXは必要だとは思います。

日比キャスター:
メリットの部分がしっかり理解されていないところが大きな問題なのかもしれません。

産婦人科医 宋美玄さん:
お給料の中からどのぐらい保険料を納めているのかなど、健康保険制度についての理解が必要だと思います。