台風6号は強い勢力を保ったまま九州に接近する見込みです。
進行速度が遅いため、影響が長引く恐れがあります。

4日午後1時現在、大型で強い台風6号は久米島の西北西約200キロの海上にあって東にゆっくりと進んでいます。
中心付近の気圧は965ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は35メートル、
最大瞬間風速は50メートルで、中心から東側220キロ、西側165キロには風速25メートル以上の暴風域を伴っています。

気象庁の進路予報では、台風6号は強い勢力を保ったまま 7日午前9時には九州の南に進み、その後、進路を北寄りに変えて8日午前9時には四国沖に達する見込みです。

長崎地方気象台によりますと、台風6号は強い勢力を保ったまま九州に接近し、進行速度が遅いため “影響が長引く” 恐れがあるということです。

長崎県内では10日ごろにかけてうねりを伴った高波や高潮に注意が必要です。
4日午前9時現在の予想進路の中心を通った場合、7日午後から 風速15メートル以上の強風域に入る可能性があります。

また予想進路の西側を通った場合、7日午前には強風域に入り、8日午後から9日午後まで風速25メートル以上の暴風域となる恐れがあるということです。

台風から離れてはいますが、注意が必要なのが高波とうねりです。

長崎市野母崎にお住まいの方から送られてきた3日の海岸・防波堤の映像です。
うねりを伴っているときには、地形や水深などが変わったときに一気に高波になることがあります。
この週末は、さらに波も高くなる可能性がありますし、うねりを伴いますのでマリンスポーツは控えたほうがよさそうです。

5日は長崎南部、北部、五島近海、対馬海峡でうねりを伴います。
五島近海は4メートルの波が予想されています。