1日から行われている「盛岡さんさ踊り」で、4年ぶりに「さんさ甲子園」が2日に開かれ、盛岡市内3つの高校の生徒たちが若者らしい元気な舞を披露しました。

(選手宣誓 盛岡大附属高校さんさ部 三浦奈々部長)
「宣誓!私たち“さんさ”を愛する高校生は日々の練習の成果を十分に発揮し、会場に足を運んで頂いた方々が笑顔になるよう、精一杯踊ることを誓います!」

盛岡さんさ踊り2日目は、高校生の決意の言葉で幕を開けました。「さんさ甲子園」は、さんさ踊りの演舞力向上と担い手の育成を目指そうと、2017年に始まりました。2020年以降は、コロナ禍の影響で中止となり、今年は待ちに待った4年ぶりの開催です。
さんさ甲子園への出場は、生徒全員が初めてです。エントリーした盛岡中央、盛岡大附属、盛岡白百合学園の生徒たちはスタート前に気合を入れて、パレードに臨みました。

30度に迫る暑さのなか、3校は沿道の熱気にも包まれながら、およそ30分のパレードを踊りきりました。
4回目のさんさ甲子園の栄冠に輝いたのは、盛岡中央高校でした。2大会ぶり3度目の優勝です。生徒の目には涙も。

(盛岡中央高校さんさ同好会 遠山萌心さん)
「本当にやってきてよかったなって思うし、支えて下さった先生方とか生徒の皆さんとか外部講師の皆さんとかに恩返しができたんじゃないかなと思うので、本当によかったです」

(準優勝 盛岡白百合学園高校 2年生踊りリーダー 高橋きおらさん)
「たくさんの方が私たちの踊りを見て笑顔になって下さったり、手拍子とかで盛り上げて下さったので、私たちも頑張ることができてよかったです」

(敢闘賞 盛岡大学附属高校さんさ部 三浦奈々部長)
「さんさ甲子園で得られるものはやっぱりさんさの素晴らしさだったりを観客の皆さんに伝えることが目的だと思うので、そこを引き継いでいってもらいたいし、盛附の踊りっていうのも魅力的な部分がたくさんあるので、次の世代へと残していって欲しいなと思います」

さんさを愛する若き踊り手たちの熱い夏は、来年に引き継がれます。