9月に富山市八尾地域で3年ぶりに開催される「おわら風の盆」に向けて、各町の地方や唄い手が合同で練習する温習会(おんしゅうかい)が6日夜、始まりました。

これは、おわらの伝統を受け継ぐ11の町の技術向上と交流を目的に、越中八尾おわら保存会が開催したものです。

6日夜、越中八尾観光会館で始まった温習会には、若手からベテランまでおよそ60人が参加し、哀調をおびた音色と唄に磨きをかけていました。

「おわら風の盆」は新型コロナウイルスの影響で、去年・おととしと中止に追い込まれ、温習会も2年連続で取り止めとなり、3年ぶりの開催になります。

久しぶりの開催とあってお互いの顔も名前も分からず、緊張した表情の人もいましたが、音を合わせるにつれて次第に打ち解けあっていました。

「おわら風の盆」は、9月1日から3日まで開催されます。