石川博康 気象予報士
「当初は大陸に進むとの予想が強かった台風6号ですが、それがすでに変わっています。沖縄周辺で東よりに急カーブして進路を変える予想となっています。
6日から7日にかけては進路が東となっていて、気象庁の進路予想の図では、台風がV字ターンして東へ戻って行くような形になっています。そうすると台風が沖縄や奄美地方に長くとどまることになるため、影響も相当長引く可能性があります。
また台風6号はその後、西日本、そして東日本へ近づいていくことも考えられます。そうなると山陰への影響も出てきます」
台風6号の進路予想は、なぜ変わってきたのでしょうか。
石川博康 気象予報士
「台風6号の進路については、日本を広く覆っている太平洋高気圧が大きなカギを握っています。太平洋高気圧は現在の猛暑をもたらしているわけですが、当初はその勢力が強くあり続けると予想されていたので、台風はその淵を通って北へ進んでいくと予想されていました。しかし、太平洋高気圧の張り出しの予想が弱まったり強まったりを繰り返しているため、台風6号が通るコースが定まらず、いわば迷走するような状態です。
今のところ東シナ海にとどまる予想となっていて、その後、進路を東よりに変えれば西日本や東日本に近付く可能性も出てきます。今後も予報は変わる可能性がありますので最新の情報をチェックするようにしてください」














