大型で非常に強い台風6号は、2日午前8時には久米島の南約70キロにあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
沖縄地方や奄美地方では、猛烈な風や非常に強い風が吹いて、猛烈なしけとなっています。南城市糸数では2日午前3時9分に最大風速、東の風35.0メートル(統計開始以来8月として第一位)を観測しました。
沖縄地方では、3日にかけて猛烈な風が吹き、特に2日は一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。また4日にかけて、猛烈にしける見込みです。
台風は、非常に強い勢力を維持したまま、3日にかけて沖縄地方にかなり接近した後、東シナ海で速度が遅くなるため、5日以降も沖縄地方や奄美地方では大荒れや荒れた天気となり、台風の影響が長引くおそれがあります。

そして台風6号のその後の進路について、気象庁によりますと、4日から5日にかけて進路を東北東へと変え、6日にかけてはそのまま東北東へ、7日にかけてはゆっくり東へ進む予想となっています。
アメリカとヨーロッパの予報機関が出したシミュレーションによりますと気象庁の進路予想と同様に、台風6号は沖縄地方に接近したあと、進路を東よりに変える予想を示しています。














