ダイキン工業 野田久乃さん
「通常エアコンが多く電力を消費するというのが、外の気温とエアコンの設定温度の差が大きいときの運転開始直後が多く電力を消費します。イメージとしては、自転車を運転するときに、こぎ初めに力をぐっと入れる必要があるというのと同じです」

屋外の気温とエアコンの設定温度の差が大きくなりやすい夏。
日中、エアコンをつけた場合、室温が設定温度に到達するのに、30分から60分ほどかかるといわれていて、運転開始直後の消費電力は大きくなると言われています。

また、東芝ライフスタイルによると、日本で販売されているエアコンは、ほぼ例外なく「インバーター(能力可変)方式」を採用しており、エアコンが部屋の環境(熱負荷)を確認しながら、運転パワーの調整を自動で行うといいます。

設定温度と室内温度の差が大きい時は、熱負荷が大きいため、エアコンは運転パワーを上げ、室内温度が設定温度に到達した後は、熱負荷が小さいため、運転パワーを弱くします。消費電力は、運転パワーの大きさに連動しているのです。

そのため、エアコンをオフにする時間が1時間程度であれば、夏は「つけっぱなし」にした方がお得なようです。

一方、夜間の場合は…