厳しい暑さが続くと熱中症を防ぐことはもちろんですが、なってしまったときの対応も考えておかないといけません。熱中症の程度は、I度からIII度までの3段階に分けられ軽症、中等症、重症ともいわれます。
中等症以上は病院を受診しないといけない状態になります。

大切なのは症状が軽いうちに処置を施すことです。熱中症の応急処置について考えます。
赤十字救急法指導員・森岡誠人さん
「熱中症は全体の約4割以上が屋内で起こると言われています。あとは屋外での活動中にも起こることがありますが、特にエアコンを使わずに過ごしてらっしゃる方ですとか、扇風機だけ使ってらっしゃる方というのもいますし、そういったときには特に注意が必要になります」
連日の猛暑で相次ぐ熱中症。
その症状は、「めまい」から「筋肉痛やこむら返り」、「大量の汗」が軽症に分類されます。対処法について森岡さんは「屋外であれば木陰の風通しの良い所、屋内であればエアコンが効いている部屋にまず移動させるということが大事になります。その後、本人が楽な格好をとらせてあげて、水とかお茶ではなく経口補水液とかスポーツドリンクとかを使って水分補給をしてあげることがまず第一」と話します。

熱中症になったら、まずは体を冷ますことが大事です。日陰や冷房の効いた室内で水分補給させます。さらに…
赤十字救急法指導員 森岡誠人さん
「まず一番簡単な方法が手のひらを冷やす方法になります。手のひらには細かい血管たくさん集まっておりますので、手のひらを、もしくは足の裏も同様に冷やすことで体を冷やす効果が得られると言われています」

足湯と理屈は同じで手のひらや足を水に浸し続けるのも有効です。