盛岡市は31日、市が交付した国民健康保険特定健診の受診券に一部、誤った表記があったと公表しました。
表記の誤りがあったのは盛岡市内の特定検診対象者3588人の受診券です。特定検診は「メタボ健診」と呼ばれていて、40歳から74歳の公的医療保険加入者が年に一度無料で受けられるものです。盛岡市健康保健課によりますと、受診券には医師が受診者の検査の種類を判断するための「医療機関確認欄」があり、本来は昨年度の健診で血糖値に異常が見られた人にだけ「該当」と表記するところを、誤って血圧に異常があった人にも「該当」と表記したということです。「該当」の表記は眼底検査の実施を医師が判断する材料となります。眼底検査は無料で受けることができるため、表記が誤っていたことで金銭的負担が生じることはなく、個人情報の漏えいもないということです。市は検査に関わる医療機関や対象となった受診者に謝罪の文書を送付したうえで、複数の担当者によるチェックを行って発防止に努めるとしています。