盛岡市の市営住宅の家賃について、生活保護費から差し引かれる形ですでに支払われているにもかかわらず、一部の生活保護世帯に支払いを求める督促状が誤って送られていたことがわかりました。

 盛岡市によりますと、誤って送付されたのは今年6月分の家賃に関する督促状62件です。今月20日に263件分の督促状を発送したところ、複数の市民から「家賃を納付済みなのに督促状が届いた」という連絡があり誤送付が発覚しました。

 家賃の支払い情報を管理する納税課で納付の情報が適切に登録されていなかったことと、督促状の発送を行う建築住宅課でも未納の世帯数の確認が行われなかったことが誤って送付された原因だということです。

 納税課の担当職員は、「毎月収納簿へ納付情報を登録をしていたが、6月は業務に追われ登録していなかった」と説明しているということです。

 市は誤って督促状が送られた世帯で、家賃を納付した人がいないか調べていて、見つかった場合は速やかに返金するとしています。