旬の魚や果物、花などを市場の担当者に紹介してもらう「市場で旬みっけ!」。今回は、暑気払いにぴったりなスタミナ満点のウナギです。(7月27日放送)

今回も、福島市公設地方卸売市場へ。

福島丸公・山下明彦さん「こちらです。」
松井綾乃アナウンサー「生きたままですか?」
福島丸公・山下明彦さん「市場には生きたままの状態でも入荷してきます」

値上げラッシュや稚魚の不足で、ウナギの値段も年々高騰しています。

そのウナギ、よく見てみると…。

松井アナ「顔がかわいいんです!見えますか?ネズミみたいなハムスターみたいな、クリッとした目をしていますよね」

鮮魚店などに卸すときは、袋に詰め替え、酸素を封入します。

山下さん「もともと(ウナギは)生命力が強いんですけど、一応万全を期すために酸素も入れてあげる。魚屋さんに届いたときに相手が安心するようにやっています。」

新鮮なウナギは、こうして私たちのもとに届けられているんですね。

ところで、なぜ『土用の丑の日』にウナギを食べるようになったのでしょうか?

山下さん「『う』のつくものを丑の日にちなんで食べようということでウナギが取り上げられた」
松井アナ「ウナギって栄養たっぷりなので今の時期にはいいですよね」
山下さん「暑いときの夏バテ対策にぴったりの魚だと思います」

ウナギの生産は、静岡や愛知のほか、西日本では鹿児島や宮崎が盛んです。ただ、天然のウナギは数が少ない高級品。生産地で消費されることがほとんどです。そのため、生産の主流は養殖です。

その養殖場が、福島県内にもあるということで、田村市滝根町に行ってきました。