独自技術のコーヒーフィルターを開発し、高い品質が評価され、いまや世界80か国で販売している大分県別府市の企業を取材しました。

ハンドドリップで豆の味をじっくりと抽出したコーヒー。芳醇で香ばしい香りが漂います。

年間5億枚 コーヒーフィルター製造

大分県別府市に本社を構えコーヒー関連商品の製造を行う三洋産業。九州で唯一コーヒーフィルターを製造している企業で年間5億枚を生産しています。

(三洋産業・中塚茂次社長)「一番最初は茶こしにこういうペーパーをひいて濾してました。もう50年ぐらい前の話ですね」

今年、創業50年となる三洋産業。「(焙煎度別)ペーパーフィルター」の開発などこだわった商品展開で多くの企業のプライベートブランドを製造し規模を拡大してきました。

2016年に自社ブランド「CAFEC」の製造・販売をスタート。独自の製紙技術で濁りのないコーヒーを抽出できるフィルターは数年で世界中に広がりました。