「大型で非常に強い」台風6号は、沖縄地方や鹿児島県の奄美南部を暴風域に巻き込みながら、西寄りに進んでいます。その後、東シナ海でゆっくりとした速さになって迷走するおそれがあり、4日以降も沖縄地方や奄美地方は、影響が長引きそうです。
【連続画像リンク】雨・風シミュレーション 8月2日(水)~7日(月)台風6号進路

大型で非常に強い台風6号は2日午後1時には、沖縄・久米島の西南西50キロにあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいると推定されます。中心気圧は935ヘクトパスカル、最大瞬間風速は65メートルです。
■予報円みると東に進みそうだが…
4日ごろには進路を北東よりに変える見込みですが、予想進路には大きなばらつきがあり、迷走する可能性があります。
予報円の中心を結ぶと、東寄りに進路を変えるように見えるのですが、そうとは
言い切れない状況です。台風の動きを決定する上空の太平洋高気圧や、偏西風を見てみると・・・

・5日(土)には、太平洋高気圧の北の部分はなくなりますが、偏西風が北海道の
はるか北を通り、また高気圧の周りをまわる空気の流れからも取り残されるため、
台風は東シナ海で速度を落とし、進路が不透明となりそうです。
・海水温が高い海域のためなかなか衰弱せず、最悪の場合、迷走してしまうおそれもあります。
【連続画像リンク】雨・風シミュレーション 8月2日(水)~7日(月)台風6号進路
■九州に??奄美に??西日本に??迷走する可能性
予報円が大きく進路は定まっていません。アメリカの予想は奄美地方に向かうルートを予想していますが、雨・風シミュレーションでは西の大陸寄りに進むルートを予想しています。

雨・風シミュレーションでは、進路は東よりになる予想は一緒ですが、アメリカの予想よりやや北よりで、6日以降に九州南部に向かうような予想になっています。
いずれにしてもゆっくりした速度で雨や暴風・暴風などで影響が長期化するおそれがあります。
【雨・風シミュレーション 8月2日(水)~7日(月)台風6号進路は】
※進路予想にばらつきがあるので、このシミュレーションの通り進むとは限りません




















