30日は江戸時代からうなぎを食べる習慣が定着した土用の丑の日です。盛岡市のうなぎ料理店は、スタミナをつけて夏を乗り切ろうとうなぎを食べる人たちでにぎわいました。

盛岡市大通の「うなぎ料理・多賀」では朝早くから仕込みが行われ、店内には香ばしい匂いが立ち込めています。土用の丑の日は一年で最もうなぎが売れる日で、店は通常の10倍となる約300人前の国産うなぎを用意しました。厨房では職人たちが丁寧にさばいたうなぎを、150年以上継ぎ足されてきたタレにくぐらせ、ふっくらと焼き上げていました。今年の仕入れ価格は去年の1.5倍から2倍ほどになっていますが、午前11時に開店すると多くの人が訪れうな重やうな丼を注文していました。訪れた人たちはスタミナをつけようとうなぎを味わっていました。