盛岡市で29日、水辺の環境に影響を与えている外来種のザリガニを楽しく駆除しようと釣り大会が開かれました。
大会は盛岡城跡公園の池に住みついた外来種のアメリカザリガニを駆除し、本来の生態系を取り戻そうと盛岡市の澤﨑わかなさん(岩大附属中2年)となのはさん(岩大附属小4年)の姉妹が企画したものです。大会には盛岡市内の親子連れなど220人以上が参加しました。繁殖力が強いアメリカザリガニは在来種の小魚や昆虫を食べるほか、水を浄化する水草をはさみで切って水質の悪化を招くとも言われています。エサのついた竿を手に参加者は、1時間ほどで合わせて300匹以上のザリガニを釣り上げました。企画者の一人、澤崎なのはさんは「池がもっときれいになるとたくさん人が増えるし盛岡もにぎやかになるのでうれしいです」と話していました。釣ったザリガニは農地の肥料として活用されます。