※日本野鳥の会 弘前支部 齋藤力さん
「前例もあります。十三湖でかつて何羽か夏を越しているし、シベリアも夏には30度を超えるようなので問題はないかな。エサの水草があれば夏を越せるかなと思います」

奥が深~い、野鳥の世界。興味がわいて観察に行っても、注意しなければいけないことがあると齋藤さんはいいます。

※日本野鳥の会 弘前支部 齋藤力さん
「(ハクチョウは)鳥インフルエンザ菌を持っている可能性があるので近づかない。特にふんを踏まない。かわいいのでエサをあげたくなるが、十分に水草を食べているので、餌をあげなくても大丈夫。そっと遠くから見守って欲しい」


昨シーズンの北帰行を諦め、県内で夏を越すことを決めた親子のハクチョウ。仲間たちと再会できるのは約3か月後、その日を心待ちにしてのんびりと暮すことになりそうです。
※観察する際は餌を与えないこと。また、水の事故にもつながるので川岸に近づかないように注意してください。