インターネットや郵便などで未払いの料金があるなどと架空の事実を口実とした「架空請求詐欺」の被害額は宮城県内で、6月末までで8700万円に上っています。その中でも増加しているのが、パソコンのウイルス対策などを名目に金を騙し取る「サポート詐欺」で、県警でも注意を呼びかけています。
サポート詐欺の手口とは…
これは、県警のサイバーパトロールで発見されたあるアダルト動画サイトのWEBページです。画面右上に表示された広告をクリックすると警告画面に切り替わり・・・。

仙台北警察署サイバー捜査官:
「これを閉じようとして、ウィンドの×ボタンを押すと、画面が全画面表示になり警告メッセージが流れます」

警告メッセージが流れる中、パソコン画面には、ウイルスに感染した旨の文言、そして、サポート窓口の電話番号が表示されています。パソコンをウイルス感染から復旧させるという名目で金を騙し取る「サポート詐欺」の画面です。マイクロソフトのロゴに似たデザインも施され、メッセージを見たユーザーを信じこませるような作りです。県警ではこのような警告表示が出てもウイルス感染しているわけではないと注意を促します。