川から海に流れ出すプラスチックなどのゴミを減らそうと、富山市の住宅街を流れる川にフェンスが設置されました。

海洋ごみの多くは陸から発生して用水路や川を通って海へと流れ込むことから28日、富山市中島の住宅地を流れる「がめ川」にごみを回収するためのフェンスが設置されました。

この取り組みは、5年前から富山市と日本財団の共同事業として実施されているもので、「がめ川」を含む市内3か所にフェンスなどが取り付けられました。

設置期間はおよそ3か月で、昨年度はおよそ50キロのごみを回収。このうちペットボトルや弁当容器などのプラスチックごみは半数以上を占めています。フェンスは9月末まで設置され市は、回収したごみの調査結果をホームページで公表するほか、小学校で特別授業を開くなど海洋ごみ削減のため普及啓発に努めたいとしています。