今月の世界の平均気温が観測史上最も高くなるとの見通しが発表され、国連のグテーレス事務総長は「地球沸騰化の時代が来た」と警告しました。

国連 グテーレス事務総長
「地球温暖化の時代は終わりました。地球沸騰化の時代が到来したのです」

グテーレス事務総長は27日、このように話し、各国や企業に対し気候変動対策を加速させるよう求めました。

また、G20=主要20か国が世界の温室効果ガスのおよそ8割を排出していると指摘した上で、「野心的な削減目標が求められる」と訴えました。

これに先立ちWMO=世界気象機関などは、今月の世界の平均気温が観測史上最も高くなるとの見通しを発表。

これまでで最も暑かった1か月は2019年7月の16.63度でしたが、今年の7月は23日までの平均が16.95度で、4年前を大幅に上回るのは「ほぼ確実だ」としています。