ライフセーバーが足りない 「ドローン」「AI」で支援

久保田編集長:
最新の技術は、実は海ではもう活用されています。といいますのも、海水浴場で安全を守るライフセーバーが人手不足という背景があるんです。ライフセーバーの多くが、実は大学生が担ってくれていました。ところが、東海大学ライフセービングクラブの例ですと、多いときは80人ぐらいましたが、現在は40人ぐらいになっているということです。こうなりますと、いろんな影響が出てきます。

例えば静岡県・牧之原市の静波海水浴場では、ライフセーバーの人手不足のため、海開きが7月上旬から中旬にずれ込んだということです。
山本 恵里伽キャスター:
ライフセーバーが足りないことによって海開きが遅れる。でも、なぜライフセーバーが減っているのでしょうか?
久保田編集長:
コロナが影響したという人もいますし、期間があいてしまうことで、育成もすることができなかったという悪循環になっているようです。
では、どうするのか。実はこうした状況の中で最新技術が使われることによって、ライフセーバーの業務削減が図られているんです。

神奈川県の由比ガ浜海水浴場では、2022年7月からドローンを活用したパトロールを開始しています。上空からの映像で溺れている人がいないかなどを確認して、救命具を空から投下することができます。
実際に海水浴場で迷子になった子どもをドローンが発見したということもあったそうです。
小川キャスター:
ドローンのこうした活用方法もあったんですね。
山本キャスター:
すごいですね。確かに人が行けないところ、目の届かないところもドローンだったらいけますもんね。
久保田編集長:
広い海水浴場との相性もよさそうですよね。そしてドローンの他にも、プールでも紹介したAIカメラも活用されています。水難事故の要因となっている離岸流を検知するというものです。

離岸流というのは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとするときに発生する局所的な強い流れのことです。
この離岸流をAIカメラがリアルタイムで検知します。そのエリア内にいる人を捉えて、ライフセーバーのスマートウォッチに通知。迅速に救助に向かうことができるということです。
小川キャスター:
こうしたシステムというのも、どんどんスタンダードになっていってほしいなと感じます。
D Capital代表取締役 松谷恵さん:
非常にテクノロジーが進化しているというところで、山であれば、基地局や、川とか海であればこういったセンサーカメラがどんどん設置されていく動きっていうのはあるかなと。そういった世界になりつつあるなと感じております。
小川キャスター:
やっぱり人というのは必ず必要になってくるわけですか?
D Capital代表取締役 松谷恵さん:
そうですね。やはりカメラとかセンサーを全ての場所に細かく設置するのは費用の問題もありますし、悪天候であればドローンは飛ばないとか、カメラの精度も100%になることはないというところで限界はあります。なので、非常に強力なアシストですけど、しばらくはそういった使われ方をするというのが、現実的かなと思います。
久保田編集長:
ライフセーバーの経験も生かして、ダブルチェックしてより安全にというシステムになってほしいと思います。














