27日午後1時半ごろ、岩手県久慈市の海水浴場で泳いでいた市内の中学1年生で12歳と13歳の男子生徒2人が溺れました。2人は海水浴客に救助され、命に別状はないということです。

 久慈警察署によりますと、27日の午後1時25分ごろ、久慈市長内町の舟渡海水浴場で、市内の中学校に通う1年生の男子生徒2人が遊泳中に溺れました。溺れた男子生徒2人は友人あわせて3人で海水浴に来ていて、男子生徒(12)が溺れ、もう1人(13)が抱えて岸まで運んで助けようとしたところ、この男子生徒も海水を飲み溺れたということです。海水浴客の男性2人が、溺れていることに気づいて2人を救助しました。

 最初に溺れた男子生徒は数分間、海に沈んだ状態だったということです。この男子生徒は市内の病院に運ばれた際、体は動かせるものの会話ができない状態でしたが、その後回復したということです。もう1人の男子も同じ病院を受診しましたが、2人とも命に別状はないということです。

 この海水浴場は今月15日に海開きをしていて、溺れたのは遊泳可能エリアの中で水深は2から3メートルほどの場所でした。