水源地域保全条例とは
(宮崎県森林経営課 谷本隆敏さん)
「貴重な森林資源、皆さんの生活を支える水源地域という役割を森林は持っているので、宮崎の場合は、水源地域保全条例を作っており、『事前に届け出』を出していただくのが必要になる」

この山林を取得する際には、条例によりその「目的」を届け出る必要があるが、この企業は届け出をしていなかった。

県は、企業側にコンタクトを取り、必要な書類を提出してもらったが、目的については、「森林の取得・管理」としか記されていなかった。
今のところ、開発申請などの具体的な動きは見られないという。
(宮崎県森林経営課 谷本隆敏さん)
「現地確認も行っているので、現時点では伐採や開発行為などは確認されていない。届け出なしや許可申請なしで行為が行われないように注視をしている」

去年の宮崎県議会でこの問題を取り上げた都城市の山下博三議員は、森林資源を守る必要を訴える。
(山下博三県議)
「先人たちの作ってくれた財産を、今、利益を享受できているわけだから、そういう中で、県土の土地は県が守る、国土だから、その責任はあると思っているので、その辺の明確化をやっていきたい」















