毎月1人亡くなる島 進む「超高齢化」

島では、毎月1人のペースでお年寄りが亡くなっているといいます。

瀬戸内海に浮かぶ、香川県・土庄町の豊島。人口は、2023年7月現在で747人。この8年間で120人減少しました。

若い世代は島を出て行き、いま住んでいる半数が65歳以上のお年寄りと、過疎化・超高齢化が進んでいます。

(小澤さん)「英三さん、おはよう!どうぞ」

その高齢者の命を支えているのが、島で唯一の診療所です。週4回、島内の2か所で診察を行っています。

(高齢者)
「あら、英三さん久しぶり。元気にしょーる?」

訪れる患者の多くは、70代から90代のお年寄りです。診療所では、限られた条件の中、内科、外科・整形外科など、出来る限りの医療を提供し続けています。

(高齢女性)
「詠子さんも岩井先生もさっくりして私大好き。詠子さん、大阪出身やもんな」
(小澤さん)
「私、大阪出身。血の半分は香川じゃけど、母親が香川出身で」
(高齢女性)「大阪出身なら漫才しようか」
(小澤さん)「勝てる気はせんなぁ」

(高齢女性)
「うたこさんは、外で会ったらあらーって寄ってきてくれるんよ」
(小澤さん)
「外で会うと嬉しいよね」