25日の会見に姿を見せなかったビッグモーターの前副社長。
元店長からは、「(不正について)前副社長が知らなかったということは100%ないと思う」との声が。
一体どんな人物なのでしょうか。
前副社長は“怖い人”
南波雅俊キャスター:
自動車評論家の国沢光宏さんによると、25日の会見の中で、気になったポイントがあるということです。
この不正請求問題で、兼重宏行 前社長が会見に出ました。ただ、息子で、前副社長の兼重宏一氏は、会見に出なかった。

現役社員も、「実権を握っていた、実際に店舗を回るなどしていた前副社長が一切メディアに出ていない。前社長が息子を守ったなと、息子がかわいいんだなと思った」とコメントをしています。
さらに、元店長も「前副社長から話を聞きたかった。(不正について)前副社長が知らなかったということは100%ないと思う。知っていて黙認したのだろう」と話しています。
ホラン千秋キャスター:
前副社長というのは、ビッグモーターという企業の中で、どのような存在だったと言えるんでしょうか?
自動車評論家 国沢光宏 氏:
5年ぐらい前から、会社に顔を出すようになってきて、今30代半ばぐらいの人です。すごく怖いって言われている。
僕、ビッグモーターに車を何台か売ったことがあるんですが、営業の人が言うには、そこの店長も怖い人らしいんですけど、前副社長が来ると、店長がとにかく掃除しろって、すごくピリピリした、ということを言っていました。
ホランキャスター:
そうすると、前副社長の経営への関わり度合いは、かなり高かったのではないかと?
自動車評論家 国沢光宏 氏:
おそらく。ビッグモーターって、1代でこれだけ大きくなった会社で、昔は評判がそんなに悪くはなかったんですね。ここに来て急に悪くなってきたということなので、何らかの影響があるんじゃないかというふうに考えた方がいいと思いますね。
ホランキャスター:
前副社長が会見に出なかったということを、どういうふうにご覧になってる?
自動車評論家 国沢光宏 氏:
現場を切り盛りしていたのは、前副社長だと聞いているので、会見に出てこないのはおかしい。メディアとしても、弁明の機会を与えてるわけじゃないですか。いろいろ言われているんだから、何でも答えてください、釈明していいですよっていう機会を与えているのに、出てこないというのは、やはり何か不自然ですよね。